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ケアマネジャーのWORK&LIFE Vol.37

緑川美知恵さん
介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護福祉士

近所の老健のパート募集広告を見て未経験のまま福祉の道へ

 

 

 「そろそろ仕事をしたいな」と思っていたときに、近所の特別養護老人ホームでパートを募集していたのを見たのが、福祉の仕事についたきっかけです。当初は無資格でも大丈夫ということだったので、まったくの未経験でしたがいきなりヘルパーとして働き始め、3年後に介護福祉士の資格を取得しました。
 介護の仕事を始めて一番衝撃的だったのは、やはり認知症の方の言動でしょうか。また、体力も使う仕事なのでかなり大変でした。と同時に、元気がなさそうな利用者の方がいるなと思ったら実は熱があった、というようなことがままあり、「気づきが大切な仕事だな」と痛感しました。
 その後、とりあえずケアマネの資格を取ってみようと思い、平成26年に取得しました。そして、デイサービスや認定調査センターなどで勤務して、約2年前に家から近い今のグループホームにパートとして入ったんです。現在はおもにケアマネとしてケアプランの作成や請求業務を行っていますが、手が足りないときなどはヘルパーとしてときどき現場にも入っています。
 シフトは基本的に週に2~3日ですが、4日のときもありますし、半日勤務や終日勤務など、調整させてもらうこともあり、とても働きやすい環境でありがたいですね。

 

 

いつも笑顔で、話しやすい雰囲気をつくることを意識

 

 

 ケアマネとして利用者の方と接するときは、いつも笑顔を心がけ、相手が話したくなるような雰囲気づくりを意識しています。暗い顔や不機嫌な顔で声をかけても、相手が嫌な気持ちになってしまうと思うので。それに、相談業務という性質上、コミュニケーションをうまくとることも大事ですし、やはり笑顔は大切かなと。その結果、利用者の方やそのご家族とも信頼関係を築けているのではないでしょうか。利用者の方の体調変化などがあった場合は、こまめにご家族に連絡するよう心がけています。信頼していただく一つの要因になるかなと思っています。
 ただ、自分がこのグループホームで働き始めたときは、先輩のケアマネがおらず、ケアマネ経験者の社長に相談しながら仕事をしてきましたが、まだまだ手探り状態です。

 

 

犬の世話や友人とのおしゃべりで気分をリフレッシュ

 

 

 家族は夫と息子2人の4人家族です。土日はお休みをいただいているので、家事や買い物をこなしています。それと、最近犬を飼い始めたので、その世話をするのが楽しいですね。ストレス発散法というのはとくに意識していませんが、ショッピングは好きです。コロナ禍前はときどき友人とランチをしたり、おしゃべりしたりするのが、いい息抜きになっていましたが、今は長電話するのが楽しいです。あとは、夫がお酒を飲むのにつきあって、ときどき晩酌するのもストレス解消に役立っています。

 

 

料理は器や盛り付けにこだわり、ホットヨガで健康をキープ

 

 

 食に関して意識していることといえば、自分の料理の出来映えがどうしても不安定なので(笑)、器や盛り付けで誤魔化すようにしています。器は気に入ったものを見つけるとすぐ買ってしまいますが、その分あまり使っていないものは処分するようにして、入れ替えをするようにしています。
 健康法としては、3年ほど前から週に2~3回、ホットヨガを続けています。1回1時間ぐらいかけるのですが、始めてからは代謝がよくなり、汗をかきやすくなりました。体もよく動くようになりましたし、体調もいいので自分にあっていると感じています。
 あと健康面で気になるといえば、年齢的なものもあるかもしれませんが、睡眠が浅く短めなことでしょうか。ただ、今のところは健康診断でとくに問題はないので、これからもしっかり健診をして、健康をキープしないとと思っています。

 

 

この仕事を長く続けてブラッシュアップし、楽しく笑って暮らすのが目標

 

 これから先の人生は、楽しく笑って暮らしたいですね。それが一番かなと。また、ケアマネや介護の仕事はこのペースで長く続けたいと思っています。介護の仕事は、家族の方から感謝の言葉をいただけたり、利用者の方が笑ってくれたりするときに、とてもやりがいを感じられるんですよね。認知症が比較的軽い方であれば、ちょっとした冗談が通じたりするときもあるので、そういうときも嬉しくなります。
 今後は、他の施設のケアマネさんと情報交換をしたいです。私自身、まだまだ勉強不足で、今やっていることが正解なのかがわからないので。そうやって経験を積んで、もっとブラッシュアップできればなと思います。

 

所属先:株式会社縁寿 グループホーム縁寿の園