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ケアマネジャーのWORK&LIFE Vol.46

谷口邦彦さん
イースケア居宅介護支援事業所管理者 合同会社嘉邦代表社員
介護支援専門員、主任介護支援専門員、介護福祉士

 

人と接する仕事がしたいという思いから福祉の世界へ

 

 

 若い頃から接客業をずっとやっていて、「人と接する仕事を続けたい」という思いから、福祉系の仕事に興味を持ちました。そこでまずは福祉用具専門相談員の資格を取得したのですが、「対象者の状態を知る必要があるな」と感じ、23年前に病院で看護助手として働き始めました。そのうち、病院の方から「ヘルパーの資格を取るといいよ」と勧められ、働きながらヘルパー2級の資格を取り、その後、特養に転職しました。
 介護の仕事を実際に始めてみたら、身体的に辛い部分は多少ありましたが、患者の方・利用者の方に感謝されることも多く、やりがいのある仕事だなと思いました。その後、転職して介護福祉士の資格を取得したのですが、病院の時とあわせて4年半くらい働いた頃に腰を痛めてしまい、退職せざるをえないことに。そして半年間休養していたところ、病院時代の先輩から「今働いている会社に来てくれないか?」と誘われ、介護付き有料老人ホームに転職し、そこでケアマネージャーの資格を取得しました。

 

 

適度な距離感を保ちつつ、失礼のない対応で信頼関係を構築

 

 

 ケアマネは体を壊しても介護業界で長く続けられる仕事、というのが大きなメリットだと思います。私自身、施設ケアマネ、居宅ケアマネを数年担当し、その後は別会社で10年間働いて、施設長も務めました。その経験の中で「一人でもできるかな」と思えたのと、自分の思いを存分に仕事に活かしたいと、令和元年8月に合同会社嘉邦を立ち上げ、同年11月からイースケア居宅介護支援事業所をスタートしました。
 この仕事は信頼関係が大切なので、約束をした際には時間を守る等、基本的なことはしっかり実行するようにしています。また現在、住宅型有料老人ホームの方を多く受け持っているので、施設職員とのコミュニケーションも大切だなと実感しています。

 

 

コロナが収束したらサウナに行くのが楽しみ

 

 

 今は母と二人で暮らしています。自宅が事業所を兼ねているので、母が接客を手伝ってくれています。土・日・祝日は本来休みなのですが、利用者の方やご家族に合わせて仕事をしなければならないこともあり、土曜日は仕事になることが多いです。やらないと間に合わないことも多いですし(苦笑)。日曜日は比較的ゆっくりできるので、ドライブに出掛けたり買い物をしたりしています。家では読書や音楽を聴いて過ごすことが多いかもしれません。
 あと、昔からサウナが好きでよく行っていたのですが、コロナ禍になってからはまったく行けていないので、昨今サウナがブームにもなっていますし、収束したらすぐに行きたいです。
 食はあまりこだわりがないですね。夜は家で食べる事が多いですが、朝はコーヒーで済ますことが多いですし、昼も出先のコンビニで済ませたりファーストフードのお店に行ったりと適当です(笑)。お酒は好きなので、仕事関係の方や友人とちょっと飲みに行くのが楽しみです。
 それと、この仕事をしていて健康年齢の大切さを痛感しているので、暖かい時はなるべく歩くようにしています。年間で1日7000歩平均が目標ですが、寒い時は達成できない時が多いので、そういう時は買い物などに行って歩くようにしています。

 

 

今後はさらに福祉の仕事を展開し、長く続けるのが目標

 

 

 ケアマネの仕事をしていてやりがいを感じるのは、やはり「ありがとう」「おかげで助かったよ」といった感謝の言葉をいただいた時です。今は多くの利用者の方を担当しているので大変ですが、この仕事をやって良かったなと感じています。また、その利用者の方から「自分の知り合いも担当してもらえないか」と紹介されることもあるので、良いケアマネジメントができているのかなと嬉しく思う時もあります。
 今後の目標ですが、会社としては居宅介護支援事業所だけではなく、福祉の仕事をもっと展開したいと思っています。また、横のつながりや地域との関係を上手く作っていくことも大切だと感じているので、どう作っていくかは今後の課題ですね。
 しかし、なんだかんだ言っても、ケアマネの仕事はやりがいがあるので、できるところまで無理せずに仕事を続けて、自分らしい人生も楽しめればなと思っています。

 

所属先:合同会社嘉邦